ANZ銀行を日本から解約する方法〜オーストラリアから帰国後
こんにちは。
年末に体調不良で帰国して、病気が見つかり入院したりしていたある日、オーストラリアで開設したANZ銀行の口座がそのまま放置状態になっていることを思い出しました。
原則として、銀行口座は現地で解約してから帰国するものですが、今はコロナウィルスの流行によりANZ銀行も現地での解約がマストではなくなりつつあります。
実は帰国してからでも電話をかければオーストラリアの銀行口座を日本から解約できるんですよ。
この記事では、私が帰国してからANZを解約するまでに何をしたか、などをご紹介します。
オーストラリアの銀行口座を残して帰国する注意点
コロナウィルスによってオーストラリアへ入国できなくなってしまったので、もう気軽に「また戻ってくるかも」という気持ちで自分のものを残して日本へ帰国もしにくいですよね。
それとオーストラリアの銀行は、毎月$5程の口座維持費が引き落とされる仕組みなのでそこも注意ポイント。
私が使っていたANZ銀行の場合は、毎月$2,000以上の入金があるか、またはフルタイムの学生で25歳以下の人であれば毎月$5の口座維持費が免除されます。
私は現地では働いていて毎月$2,000以上の入金があったため、オーストラリアにいた時は口座維持費を引き落とされていませんでしたが、帰国してから毎月しっかり$5引き落とされるようになりました。
そのまま維持費を引き落とされ続けて「残高マイナス」になるのです。
維持費の引き落としが始まったことに気付かなかった留学生が、ある日「残高マイナス」になったことに気が付き慌て始めるなんてケースがよくあります。
しかし、解約時にきちんと銀行の人に伝えれば意外と柔軟に対応してくれるそうですよ。
オーストラリアは留学生やワーホリメーカーがとても多い国なので銀行員さんにとっては「放置された後に残高マイナスになった口座」は見慣れたものなのでしょう。
でも、残高がゼロになった口座を何年も放置していた後に「口座維持費」を全て払うように言われる可能性もあるのでそこは要注意です!
日本からオーストラリアのANZ銀行口座をどうやって解約したか
「日本からANZ銀行を解約するにはとりあえず電話をかける必要がある」と聞いて、調べてみました。
すると、とある留学エージェントさんがブログにANZ銀行の電話番号を載せていたので、早速かけてみたものの繋がらず。問い合わせてみると「弊社のブログに載っている銀行の電話番号一覧はもう古い情報なので自分で調べてくれ」の一言で案内が終わりました(笑)
その時、私はちょうどタックスリターンの手続きを税理士さんにお願いしていたので、ANZ銀行を解約する時の電話番号を知らないか聞いてみました。
すると、「まずインターネットバンキングのSecure Mailから問い合わせてみてはどうか」とご提案いただいたのです。
早速ANZ銀行のインターネットバンキングへログインをしました。
↑ログインした後、画面の右上の「Mail」をクリックすると簡単にANZ銀行へメールを送れます。
↑「New enquiry」を押すと新規メールを作成できます。
留学エージェントのみなさまに言わせると、「メールだと返事が来ないこともある」そうです。
確かにオーストラリアのサービスは日本に比べると迅速で正確ではないので、ダメ元で送りましたが
意外と次の日に返事が来たのです!しかも週末だったのでこれまた驚きました。
↑内容は、「病気で帰国してかわいそうに〜。あなたが銀行口座を閉じるお手伝いなら喜んでしますよ〜」って感じです。しかも親切にここに電話してねと電話番号まで書いてくれていました。
ちなみに、オーストラリアに国際電話をかける時の注意点ですが、+61だけではなくお持ちので携帯電話のキャリア(携帯会社)によって決められている番号をさらに頭に付けないといけないみたいです。
↑電話番号の頭に+61以外にも付けないといけない番号があるなど、オーストラリアに国際電話をかける時の注意点について詳しくはこちらの記事で紹介してます。
上記のメールでANZ銀行のスタッフが「こちらから電話しましょうか?」と提案してくれることも稀にありますが、オーストラリア人は正直約束を守らないか約束を忘れる人が多いので、期待せずに早く自分から電話しちゃった方がスムーズです。
ANZ銀行を日本から電話で解約する時に必要なこと
まず、電話は英語オンリーになります。
電話では最初にANZ銀行アカウントに関する「本人確認」が必要になるので、事前にインターネットバンキングから自分のプロフィールをしっかりと確認することが必要。
そしてさらに重要なのはオーストラリアの銀行口座を開設した時に設定した「セキュリティコード」です。
実はこのセキュリティコードを言えないとオーストラリアの銀行口座を解約することができません。
機転の効くカスタマーサポートの人なら、その場でセキュリティコードの変更をさせてくれます。
SMSにセキュリティコードを変更するための「Verification Code」を送ってくれて、それを元に変更するのでSMSを受け取れるようにインターネットバンキングから「プロフィールの電話番号」を日本の電話番号(現在使っているSMSを受信できる電話番号)へ設定し直しておくことも忘れずに。
気になる国際電話の通話料は?費用を抑えるには
ここがみなさんの一番気になる点なのではないでしょうか。
国際電話といえばとて〜も高いイメージ。30分程の通話で何千円とすることもあります。
そしてカスタマーサポートに電話なんて一体どのぐらい待たされるか・・・
私は電話をかけて繋がるまで見事に27分待たされて、やっと出たと思ったら「あぁ解約ね、準備しますわ」とさらに30分待たされました。会話した時間も入れて1時間22分という長電話になってしまいましたが、私は国際電話の神アプリを使って電話をかけたので通話料はなんと$2.5ほどで済みました!
Yolla
「Yolla」。こちらがその国際電話の神アプリ。
通話料は $0.004/1分からだそうです。かなり安いですね。
Yollaは他の通話アプリと違って、アプリから一般の電話番号に電話をかけれる便利なツールです。しかも、上記で述べたような「+61」やその他の色んな番号も付けないで、キーパッドにそのままANZ銀行の電話番号を打てばOKです。
ただ音質はそれほど良くないので英語で通話をするにはやや聞き取りづらくなるかもしれません。
Yollaについてはこちらの記事で詳しく紹介してますのでぜひご参照ください。
まとめ
というわけで、色々と試行錯誤しながらANZ銀行を日本から解約しました。銀行口座解約に関して大切なことをあげるなら
・できれば銀行は帰国前に解約する
・日本から解約するならまずは返事がくると淡い期待をしてインターネットバンキングのSecure Mailより問い合わせてみる
・電話をかける前に銀行に登録している電話番号を「現在使っている電話番号」に変更しておく(いざという時SMSが届くように)
・電話をかける時は本人確認ができるように口座番号や個人情報を手元に用意しておく
・「セキュリティコード」を伝える準備をしておく
・電話をかけてからかなり長く待たされるので、しっかりと時間を確保しておく
このぐらいでしょうか。英語はできなくてもなんとかなりますよ。
何言ってるかわからないと焦ると思いますが「わざわざ海外から電話してんだぞ!もっとゆっくり話せー!」って言っちゃいましょう。
オーストラリアは移民が多いので、銀行の人も英語が苦手な人からの問い合わせに慣れているはずです。
この記事が、日本からオーストラリアの銀行口座を解約しようと思っているみなさんのお役に立てれば何よりです。